ノンケミカルのメリットデメリット

ノンケミカル商品の選び方と注意

ノンケミカル商品を選ぶ際に注意することは、利用者の多さです。
通常、利用者の多い商品は、宣伝量や価格といった要素が大半を占め、人気のバロメーターにはなるものの、質の高さを保証するものではありません。
ただ、ノンケミカルの場合は少し傾向が異なります。

というのも、このノンケミカルの市場は、まだまだ完全に開けてはいません。
そういった市場においては、利用者が自分の目で確認し、自分の体験で継続を決めます。
よって利用者数は、非常に意味のある数字なのです。

また、ノンケミカルを利用しようとしている人、実際に利用している人というのは、基本的に人気よりも質を見て購入する人達です。
ノンケミカル自体が、そういう理念の下で作られている商品なので、当然ですね。
よって、ケミカル商品と比較すれば、利用者数がかなりアテになります。
商品を選ぶ際は、その点を念頭に置いておくと良いでしょう。

具体的に、使用者数が多い商品を探す場合は、ランキングサイト等を参考にする方が多いかもしれませんが、それよりも口コミ情報やレビューの多さを参考にしたほうが良いかもしれません。
ランキングサイトは、かなり少数のサンプルで格付けを行うケースもあり、精度としてはあまりアテにならないケースも多々あります。
一方、口コミ情報はレビューの数ならば、そのサンプル数がそのままわかるので、参考にしやすいでしょう。
レビューや情報の中身はもちろん、その数に関しても注目してみると、購入すべき商品が見えてきます。

ノンケミカル商品のブランド

様々な種類の商品が開発、販売されている、ノンケミカルの商品。
そんなノンケミカルを日々研究、開発し、販売しているメーカーをいくつか紹介していきましょう。

化粧品といえば、最も有名なメーカーは「資生堂」ですね。
資生堂も、当然ノンケミカル商品に着手しています。
資生堂のノンケミカル商品は、基本的に「サンメディック」「2e(ドゥーエ)」といったブランドからリリースされています。
これらのブランドは色々な種類の商品を扱っていますが、ノンケミカルの物は日焼け止めに限定されています。

次に、こちらも大手のカネボウです。
カネボウのノンケミカルは、「ALLIE(アリィー)」というブランドが主に製造、販売を行っています。
この他にも、「アクセーヌ」「ユースキン」「和光堂」「キュレル」「Larネオナチュラル」「ナイアード」等といったブランドが、ノンケミカル商品を販売しています。

ノンケミカル商品を購入する場合、ブランドで商品を決めるという方法は非常に有効です。
各メーカーにはそれぞれ得手不得手があり、得意分野もあれば、苦手分野もあるからです。
その中で、ノンケミカルが得意な部類に入るブランドを選べば、商品の質は自ずと保証される、というものです。

ただ、ブランド名だけで安心して成分表も見ずに購入すると、痛い目に遭うこともあります。
ノンケミカルを得意としているブランドでも、当然ながら全ての商品がノンケミカルであるとは限りません。
必ず、その商品がノンケミカルであるか、また完全に化学合成物質を使わないタイプなのか、少し使っているタイプなのかなどのチェックは行いましょう。

ノンケミカル日焼け止めの選び方

日焼け止めは、主に夏場に使用するものです。
そのため、なるべく春先にはしっかりと揃えておきたい商品ですね。
基本的に、日焼け止めの新商品は春にリリースされるので、この時期にしっかりとチェックし、自分にとって最適の日焼け止めを探すと良いでしょう。

日焼け止めを選ぶ上で重要なのは、情報です。
毎日使用する物ではなく、また外出が多い人、海などで遊ぶ人限定の商品なので、シャンプーや化粧品と比較すると、どうしても情報量は少ないという現実があります。
その中で、いかに精度の高い、そして信頼性の高い情報を集めるかということがカギとなります。

日焼け止めの情報の中でまず重視すべきは、使用感です。
というのも、効果に関しては、いくらでも言いよう、書きようがあるからです。
あまり効果が強くないノンケミカル商品の場合、口コミ情報の掲示板などで確認する際、はぐらかすような表現になっていることも少なくありません。
単純に、その情報を書き込んだ人の表現の問題というケースもありますが、曖昧な表現の情報はなかなかアテにできませんね。
場合によっては、メーカーや他の人の紹介文を引用しているケースもあります。

ただ、使用感の解説がしっかりとしている場合は別です。
使用感というのは、実際に使った人にしかわからないものです。
特にノンケミカルの日焼け止めは、同じクリーム、リキッドでも、商品によってかなり使用感が異なるケースが多いので、ここをしっかりと説明できている情報は、信用に値します。
また、メリットだけでなく、デメリットをしっかりと解説してくれている情報は、基本的に参考にしておいた方が良いでしょう。

ノンケミカル日焼け止めの特徴

紫外線吸収剤と称されるケミカルの日焼け止めには、肌のトラブルの原因となる化学合成物質がかなり多く含まれています。
化粧品やシャンプーとは違い、紫外線をシャットアウトするという、対刺激効果がかなり強めに必要とされるので、ある面では仕方ないところではあります。
ただ、紫外線の脅威から肌を守るために、肌にリスクを背負わせるとなると、本末転倒の感は否めません。
できる限り、肌に負担をかけないような商品を選ぶべきですね。
そこで、ノンケミカルの日焼け止めの出番ということになります。

ノンケミカル日焼け止めは、基本的に「紫外線散乱剤」であり、紫外線吸収剤であるケミカル日焼け止めとは異なる商品です。
よって、「ノンケミカルの日焼け止め」など、その表記はわかりやすくしてあります。
ただ、さらにノンケミカルであることを確実にしておきたい人は、成分表で化学合成物質がないか確認しておくと良いでしょう。
紫外線散乱剤には、主に酸化チタンや酸化亜鉛といったものが使用されています。

ノンケミカル日焼け止めの大きなメリットは、肌が弱い人でも使用できるという点です。
アレルギーやアトピーで悩む子供をはじめ、肌荒れしやすい体質の人、薬品や化粧品で肌がすぐに傷んでしまう人も安心して使用できる商品なので、これまで肌トラブルが原因で日焼け止めを使えなかった人にとっては、ノンケミカルの日焼け止めは夏を乗り切る上で心強い武器となるでしょう。
しかし、逆にデメリットもあります。
日焼け止めとしての効果が、同価格帯のケミカルと比べるとやや劣る点です。
それらのメリット、デメリットをしっかりと把握した上で、自分に合った商品を選ぶと良いでしょう。

ノンケミカルシャンプーの成分と選び方

シャンプーを選ぶ上で重要なのは、やはり成分ですね。
ノンケミカル商品を謳っている全ての商品が、全く化学合成物質を含んでいなければ、そこまで細かくチェックする必要はないのですが、実際にはそうではありません。
自分の目で、この商品はノンケミカルだ、いやそうじゃない、ということをしっかりと確認した上で選ぶことが必要となってきます。
逆に、ノンケミカルを前面に出していないけれど、ほとんどケミカルを使用していないという商品もあるので、隠れた名品を見つけることにもつながります。

ノンケミカルシャンプーの成分の肝ともいえるのは、植物由来の洗浄成分です。
植物由来であれば、自然の成分を主に使用しているので、人体への悪影響はほとんどないものと考えられます。
「ヤシ油」「オレフィン」「パーム」「ココイル」などで始まる、植物由来の洗浄成分だけを使用している商品を探してみましょう。

一方、ノンケミカル最大の敵である合成界面活性剤にも注意が必要です。
特に石油系に関しては、なるべく選ばないようにする必要があるでしょう。
「ラウリル」「ラウレス」で始まる成分は、基本的に石油系合成界面活性剤です。
しっかりとチェックしておきましょう。

成分表を見る上で注意する点は、他にもあります。
それは、その成分の表示順です。
成分表示は原則として、含有の割合が多いものから順に記載されています。
そのため、最初の方に書かれている成分は、かなり多く使用されているのに対し、5、6番目以降に書かれている成分は、あまり含まれていません。
大抵は水が最初に表記されているので、以降の2?4番目あたりの成分に特に注目すると良いでしょう。

ノンケミカルシャンプーの特徴

シャンプーに使用されている合成界面活性剤は、いうなれば食器を洗う洗剤と同等でした。
実際、1990年代、あるいは2000年代前半までは、食器用洗剤に使用されている「ポリオキシエチレンラウリルエーテエル」という合成界面活性剤が使われていました。
この成分は、明らかに肌に害を成すということで様々なメディアからバッシングを受け、今はそういった商品はほとんどなくなっているものと思われますが、いかにシャンプーが「効果の強さ」を求めているか、ということがよくわかります。

そんな効果ばかりを追い求めているケミカルシャンプーのアンチテーゼ的な存在として誕生したのが、ノンケミカルシャンプーです。
ノンケミカルのヘアケアの中核を担う商品であり、絶対に欠かすことのできないヘアケア用品です。
ただ、合成界面活性剤やシリコンのないシャンプーは、普段使い慣れているであろうケミカルシャンプーとは、明らかに使用感が異なります。

たとえば、ケミカルシャンプーはシリコンによって、ある程度髪の毛を固くします。
シャンプーを何度か使って洗うと、髪がガチガチになりますが、それはシリコンが原因です。
よって、ノンケミカルシャンプーを使うことで、髪の毛は柔らかくなります。
トリートメントも不要になるでしょう。
寝グセも付きにくくなります。
また、皮脂の過剰分泌がなくなるので、ニオイがしにくくなります。
ベタ付きも抑えられるので、髪質改善にはもってこいです。

ノンケミカルのヘアケアを実践

スキンケア同様、美容において重要な位置を占めるヘアケア。
髪の毛の質は、日頃のヘアケアによって決まると言っても過言ではありません。
女性のみならず、男性にとっても重要な部位である髪を、どのようにして美しく見せるかということは、すべての世代に共通する悩みではないでしょうか。

ヘアケアにおける最も重要な商品は、当然ながらシャンプーです。
毎日使用するこのシャンプー次第で、髪質や頭皮など、あらゆるヘアケアの是非が決まります。
シャンプー選びを間違えると、悲惨なことになってしまうでしょう。
ただ、実際には多くの人が、このシャンプーによって自ら頭皮や毛髪を痛めてしまっています。

汚れを落とす、あるいはツヤやハリを出すという効果を前面に出した多くのシャンプーには、強力な合成界面活性剤が使用されています。
スキンケア商品以上に強力な成分なので、頭皮の皮脂はかなり取り除かれるでしょう。
そうなると、瞬間的に綺麗にはなりますが、同時に悪影響も出てきます。
必要以上に皮脂が取り除かれた頭皮は、それを補充するために過剰に皮脂を分泌するようになるのです。
人間の身体には、そういう機能が備わっています。
そうなると、毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、それを取り除こうと強く洗うことで、毛髪のキューティクルが破壊されるという悪循環に陥ります。

こういったケミカルのマイナス面を払拭するのが、ノンケミカルのシャンプーです。
ノンケミカルなので、当然合成界面活性剤は使用されず、過剰な皮脂の分泌もされずに済みます。

角質培養のメカニズムを学ぼう

角質培養は、ノンケミカルだからこそできるスキンケア法です。
では、この角質培養はどのようにして行われ、どういった恩恵があるのか。
それを見ていきましょう。

角質培養は、お肌の人工的なツルツル感を求めないというスキンケアです。
というのも、スキンケア商品で作ったツルツルお肌というのは、見た感じや手触りは良いのですが、実際には「不必要に角質を取り払った結果」なのです。
例えるなら、汚れの付いたテーブルを、ヤスリで削ってきれいにしたようなものです。
テーブルならそれでも良いのでしょうが、人間の身体となれば、そうともいえません。
あまりに強引です。

一方、角質培養の場合、そういったことは行わず、「皮脂膜」を保護することで肌を守ります。
皮脂膜は「合成界面活性剤」を含んだ商品によって取り除かれてしまいますが、ノンケミカル商品であれば、この皮脂膜を保ったままでいられます。
皮脂膜が健在だと、いわゆる「保湿因子」が残り、自発的に保湿を行う他、紫外線などからもある程度守ってくれます。
もちろん、強い紫外線からは守れないので、夏の強い日差しには注意が必要です。
ただ、皮脂膜さえしっかりとあれば、それ以外の時期の刺激からは守ってくれます。

自然のままの肌でいれば、ターンオーバー、つまり新陳代謝も正常に行われます。
そうなれば、ヒアルロン酸やコラーゲンなども保たれ、自然と肌にハリ、ツヤが出てきます。
これがノンケミカルの追求する「美」なのです。
逆に、ケミカルに頼りきってしまうと、本来肌が持っている保湿因子が失われ、乾燥しやすくなり、新陳代謝も乱れてしまいます。

角質培養とは

なぜ、ノンケミカルで肌が綺麗になるのか…そういう疑問を持たれる人も少なからずいるでしょう。
合成化学物質を使用しないということは、かなり効果が弱い原料で作っている商品、という印象が根強いことが、要因のひとつと思われます。
ただ、これに関してはコストの問題で、健康面に害がなく、効果も十分に現れるノンケミカル商品は高価ながら存在しています。
お金をかければ、健康と美容の両方が手に入れられるということですね。

ただ、コストをあまりかけられないという人も、たくさんいるでしょう。
その場合、効果が強いけれど副作用のようなものがあるケミカル商品と、効果はさほどではないものの、健康面で害を及ぼさないノンケミカル商品と、どちらが使用する価値があるのかということは、人それぞれでしょう。
ですが、効果のあまり強くないノンケミカル商品でも、時間はかかりますが、肌は綺麗になります。
それには、「角質培養」という現象が大きく関わっているのです。

角質培養というのは、角質を不用意に取り除かない、という基礎概念の元に行われるスキンケアです。
古い角質を取り除き、常に新鮮な角質を保つ…という、美容の世界では常識ともいえる概念を根底から覆す考え方です。
角質培養の考え方は、角質の傷み、乱れを最大限防ぎ、長く持たせることで、肌本来のメカニズムを守るというものです。
自然に、あるがままに、という考え方ですから、当然健康に良いといえます。
この角質培養は、肌を傷めないノンケミカルだからこそできることなのです。

ミネラルファンデーションの成分チェック

ノンケミカルメイクの注意点のひとつに、ファンデーション選びが挙げられます。
ノンケミカルのミネラルファンデーションというのは、基本的には化学合成物質を原料に使っていない商品です。
ですが、これは原則ではありません。
つまり、ミネラルファンデーションという名称は、化学合成物質を使っている商品には使用してはならない、という決まりごとはないということです。
よって、消費者の立場としては、名称だけで購入すると痛い目に遭う可能性があるということになります。

ファンデーションを選ぶ際に重要なのは、成分に目を通すことです。
ただ、馴染みのないカタカナの名称が多い成分表は、目を向けても理解ができないという人がほとんどでしょう。
そこで、健康面において問題ない成分と、そうでない成分を簡単に紹介していきます。

まず、健康に害のない成分。
コーンスターチ、セリサイト、マイカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄といったものは、ほとんど肌に害を与えない物質です。
これらが含有している分には、特に問題視する必要はないでしょう。

一方、トコフェロール、シリカ、タルクあたりは、肌に対する影響はあまりないですが、基本的にはオススメできない物質です。
よほどその商品が気になるという場合を除けば、様子を見ることをおすすめします。

オキシ塩酸ビスマス、パルミチン酸アスコルビルといった成分は、明らかに肌荒れの原因となり得る物質です。
肌の健康を気にするのであれば、避けた方が良いでしょう。

ノンケミカルメイクの注意点

様々なメイクの段階におけるノンケミカルの必要性や意義を唱えてきましたが、実際にノンケミカルでスキンケアをしていくと、途中で不安を感じることがあるかもしれません。
というのも、肌には個人差があるからです。
ノンケミカルの商品を半年間使用し続ければ、効果が目に見えてくるというのが一般的な見解です。
ですが、必ずしも全ての人がそれにあてはまるとは限りません。
中には、半年と言わず、3?4ヶ月で効果が現れる人もいるでしょう。
それとは反対に、半年経っても効果が目に見えないという人もいるはずです。
そのため、半年という区切りで効果の有無に結論を出してしまうのは、早計といえるかもしれません。

また、それまでにどれくらいの量、どれくらいの期間ケミカル商品を使用してきたかによって、効果の出現時期は大きく変わります。
使用量が多いということは、体に蓄積された化学物質が抜けきるまでに時間がかかる、ということにつながるからです。
そういった自覚がある人は、半年ではなく、もう少し長いスパンでノンケミカル商品の効果を見るべきでしょう。

さらに、ノンケミカル商品を使用している初期の段階で、肌の状態が悪くなっていると思う人が結構多いようです。
ですが、それは決して悪いことではありません。
化粧品を変えたことによって、肌が反応を示している証拠なのです。
当初の段階ではブツブツができたり、白い物が出てきたりすることがあるかもしれませんが、その時期を乗り越えれば、一気に肌の状態は好転します。

ノンケミカルメイクの仕上げ

ファンデーションまでノンケミカルで済ませることができれば、あとは個人の裁量で仕上げをしても問題ありません。
アイメイクだったり、チークだったり、グロスだったりと様々な仕上げが残っていますが、これらに関しては個人のこだわりで選んでも大丈夫です。
できれば、ノンケミカルの化粧品で作った下地、基礎のメイクと合う物を使った方が良いでしょう。

健康面をとことんまで考慮するのであれば、これら仕上げの部分に関しても、成分を選ぶに越したことはありません。
ただ、そこまでしてしまうと、今度は選択の幅が極端に小さくなってしまい、メイクがただの作業になってしまう恐れがあります。
選ぶ楽しさがないと、なかなか楽しくお化粧できませんよね。
そうなってくると、精神面でストレスが生まれてしまい、肌にも悪影響を及ぼしかねないため、あまりオススメできないというのが実状です。

ファンデーションまでの段階で、既に肌はコーディネートされています。
ケミカルの商品と比べれば、そのバリアは薄いかもしれませんが、それでも肌をガードする効果としては十分です。
よって、その上から行うメイクに関しては、そこまで過敏に成分を気にする必要はないのです。
仕上げの段階における化粧品に関しては、自由に選ぶくらいが丁度良いでしょう。

ノンケミカルの意義は、肌の健康を保つこと。
その上で重要なのは、皮脂膜を守ることです。
ファンデーションの段階までノンケミカル商品を最大限使っていれば、皮脂膜は十分に守られるので、そこから先はそれほど神経質になる必要はありません。

ミネラルファンデーションの活用術

ファンデーションを選ぶ上で、ノンケミカルのファンデーションを使用する場合、選ぶ過程で「ミネラルファンデーション」という言葉を目にするでしょう。
これは、そのまま自然の物質を利用したファンデーション、という意味です。
よって、ノンケミカルファンデーションとは、すなわちミネラルファンデーションなのです。

ミネラルファンデーションは、石油系の化学合成物質を使用していないため、自然とリキッド系、パウダー系が多くなります。
ただ、クリーム系が全く無いわけではなく、クリーム状のファンデーションが良いという人でも、ノンケミカルのファンデーションを使用できるのです。

しかし、他のノンケミカル商品がそうであるように、ミネラルファンデーションも、効果という面においてはケミカルのファンデーションに負けている部分があります。
保湿力やカバー力という点においては、特にそれを感じる人が多いでしょう。
下地をノンケミカルにしている場合は、それを余計に感じるものと思われます。

そこで、ミネラルファンデーションを使用する場合は、当初のうちは下地にクリームを使用することをおすすめします。
できれば無添加、無理なら最小限の化学合成物質しか含まれていないクリームを購入して下地に使えば、ファンデーションのノリは確実によくなり、ミネラルファンデーションであってもある程度の保湿が保証されます。

ノンケミカルを始めて半年くらい経つと、肌の色あいがよくなり、ファンデーションや下地を厚くしなくても見栄えがするようになります。
それまではしばらく、ガマンと工夫、柔軟性で乗り切りましょう。

ノンケミカルのファンデーション

合成ポリマーを含んだクリーム等で下地を作る場合は、肌にしっかりとしたバリアができるので、その後ある程度重めのメイクをしても問題ありません。
ただ、完全にノンケミカルでいきたい、という人は、それも避ける必要があります。
そのため、下地という意味では、かなり不完全な状態でファンデーションを上塗りすることになります。

この状況において問題となるのは、ファンデーション選びです。
もし、下地が弱い状態で強めのファンデーションを塗れば、それは大きな健康面への悪影響を生みます。
肌にほぼ直接ファンデーションが触れる状態だからです。
当然、それは決して肌に良いことではありません。

そこで、考えられる対処法は三つです。
まず、下地の強化。
ただし、これには「ケミカル商品の使用」、もしくは「高額なノンケミカル商品の使用」という、健康面やコスト面での問題が生じます。

次に「ファンデーションをパウダーにする」という方法。
これはオススメです。
ファンデーションというと、リキッド系、クリーム系が主軸なので、多くの人はリキッドやクリームを使用しているものと思われます。
ですが、近年は油分が極めて少ないパウダーファンデーションも結構多くの人が利用しています。
油分が少ないということは、それだけ化学合成物質が少ないともいえ、健康面においても効果的です。

そして最後が「ノンケミカルのファンデーションを使用する」という方法です。
ファンデーションの方も刺激をなくせば、肌に直接塗っても害悪にはならないということですね。

合成ポリマーの善し悪し

ノンケミカルのメイクをしていく上で、どうしても気になってしまう点。
それは、持続力です。
ケミカルの化粧品は、保湿効果の高い化学合成物質をたくさん使用しているため、使用してすぐ肌に潤いが生まれるだけではなく、その潤いが持続します。
もちろん、それは本当の意味での肌の力ではなく、物質の力を借りたもの。
とはいえ、それによって長時間綺麗に見え続けるのも確かです。

下地を作る上で、持続力というものは非常に重要で、特にある程度しっかりとメイクをする人にとっては、生命線と言っても過言ではありません。
しかし、ノンケミカルの化粧品の場合、その持続力という点ではケミカルの商品、特に石油系の成分を多分に使用した商品には、どうしても負けてしまいます。
そうなってくると、次のつまりファンデーションを使用する段階で、問題が生まれてしまいます。

ここである種の選択が生まれます。
完全に化学合成物質を排除するか、少しだけ利用するか。
これは、個人の判断に委ねられるべき部分です。
100%ナチュラルな成分を使用すれば、それが健康面においてはベストですが、そうなるとどうしても効果の面で不満が生じることになるでしょう。
それを解消し、100%ではないものの、最大限健康を配慮する…という方法を考える場合、化学合成物質を多少含んだ化粧品を、下地の部分で使用するのは決して悪いことではありません。

ここで焦点となるのは、合成ポリマーです。
この成分はクリーム状の物には大抵含まれており、肌に人工のバリアを張る効果もあります。
体に良いわけではありませんが、単体で皮脂膜を破壊する類の物ではないので、そこまで抵抗を感じる成分ではないのです。

ノンケミカルのメイク下地

基礎メイクまでノンケミカルでしっかりとこなせるようになったら、次は本格的なメイクへと突入していきます。
いわゆる「下地」と呼ばれる部分ですね。
ここも当然、重要なポイントとなりますが、実はこの下地も、かなり省略することが可能な部分でもあります。
メイクに対する考え方、見せ方といった点によって最も大きく個人差が生まれるのが、この下地かもしれません。

下地には、複数の段階があります。
この段階を全てこなしていくのか、いくつか省略するのかで、使用する化粧品の量はもちろん、種類や質も変わってきます。
ケミカルの商品を使用していた段階で、自分がどの程度の化粧をしていたか考慮し、まずはそのままシフトしていくことをオススメします。
ノンケミカルでいくからと言って、いきなりナチュラルメイクに変える必要はありません。

まず、下地の第一段階においては、ファンデーションがメインとなります。
ただし、スッピンに限りなく近いスーパーナチュラルメイクをする人は、省略しても問題ありません。
また、ナチュラルメイクの人も、場合によってはスルーしても問題ない過程です。
ある程度化粧をしっかりとする人は、ノンケミカルのファンデーションを探してみましょう。

ここまでをノンケミカルでしてきた人は、ホホバオイルを使用している人が多いでしょう。
ホホバオイルはメイク落としとしては問題ないのですが、乳液や保湿クリームの代わりとしては少し保湿効果が弱く、ファンデーションの質によっては毛穴が目立ってしまったり、ムラができてしまったりすることがあります。
ノンケミカルのファンデーションというと、いわゆる「ミネラルファンデーション」等の健康面を前面に出した物が多いですが、その点だけをケアするのではなく、必ずホホバオイルとの相性を事前に調べてから選ぶようにしましょう。

ノンケミカルの基礎メイク

洗顔がしっかりとできる環境を整えたら、次は基礎メイクです。
ここは、メイクにおける基礎というより、スキンケア全般においても非常に重要な部分です。
この部分をノンケミカルに変えることは、容易なことではありません。
洗顔やクレンジングとは違い、明らかに目に見える部分だからです。

基礎メイクの即効性を手放し、しかも効果が現れるのは半年後…となると、決断するには勇気がいるかもしれません。
ですが、この部分を変えないことには、いつまで経っても化学合成物質が肌に蓄積する状況が続きます。
勇気を持って決断しましょう。

基礎メイクで使用する主な化粧品は、「化粧水」「乳液」「保湿クリーム」です。
この三点セットを使用することで、メイクのベースを作る土台が完成します。
土台が崩れると、その上にいくらメイクをしても総崩れになるので、非常に重要なポイントといえます。

基礎メイクをノンケミカルに変える場合、使用する化粧品は最小限に留めることをおすすめします。
もちろん、ナチュラルメイクのような薄いメイクにするか、それともバッチリメイクをするかは個人の自由です。
ただ、ノンケミカルにする場合、コスト面も考慮しつつ行う必要があります。
そういう意味では、なるべく負担のない方法で、キッチリとしたメイクができる状態を作る方が建設的です。

三点セットの中で、省略しても構わない部分は、化粧水です。
ここは何も用いず、乳液と保湿クリームをホホバオイルで代用することで、基礎メイクとすることができます。
ホホバオイルだけでは心許ないという人は、化粧水の代わりにグリセリンやアロエなどを使ってみたり、保湿クリームの代用としてシアバターを使用したりという具合に、最小限の状態からちょっとずつ加えるという方式で、ベストのメイクを探してみましょう。

ノンケミカルの洗顔

前日にしっかりとメイクを落としている場合、一日の始まりは洗顔から、ということになりますね。
洗顔は、ややもすると軽視されがちな過程ですが、スキンケア、そしてメイクを行う上では非常に重要な部分です。
洗顔をいい加減にしてしまうと、残留物がそのまま蓄積し、肌を傷める大きな要因となりますし、メイクの際に邪魔になり、しっかりと化粧が乗らないことにもつながります。
しっかりと洗顔をしなければ、スキンケアとメイクを完璧にすることはできないのです。

洗顔をノンケミカルで行う場合は、合成界面活性剤の入った洗顔フォームは原則的に使用できません。
では、どんな物を使用するのかというと…実は、石鹸を使うことが推奨されています。
石鹸といえば、かなり昔から愛用され続けている、スキンケアの元祖ともいえるアイテムですね。
なぜ石鹸が時代の流れに完全に押し流されず、未だに残っているのかというと、単純にスキンケアという観点ではいまだに有効な商品だからです。

石鹸とひと言で言っても、その原料によって大きく効果は異なってきますが、基本的に化学合成物質がなくても作ることができるものなので、ノンケミカルの石鹸はたくさん出回っています。
よって、いろいろな商品を選べるという利点があるのです。
ノンケミカルにおいてはこれがなかなかできないので、石鹸の使用は非常に有効です。
完全な無添加でも良いですし、多少グリセリンやオイル系の原料が含まれている物でも問題はありません。
この石鹸を使用し、ぬるま湯を使って洗顔することで、ノンケミカルでもしっかりとした洗顔ができます。

ノンケミカルのクレンジング

スキンケアの第一弾段階といえば、メイクを落とすクレンジングですね。
一日の終わりを、このクレンジングによってサッパリしたものにしたいという女性はかなり多いと思われます。
また、その日の夜に疲れて、しっかりとクレンジングできなかったという人は、次の日の朝、メイク落としから始まります。
いずれにしても、クレンジングはスキンケア、メイクのスタートです。
これがしっかりとできていなければ、下地もしっかりと作れませんし、肌を傷める要因になってしまいます。
つまり、基礎中の基礎ということになります。

そんなクレンジングをノンケミカルで行う場合、どんなアイテムを使用するのでしょう。
色々と商品は用意されていますが、ここでオススメするのは「ホホバオイル」です。
通常、クレンジングで利用する商品というと、クレンジングオイルやクリームですが、これらは合成界面活性剤をかなり多めに含有しています。
洗剤にも使用されている合成界面活性剤は、確かに効果は高く、メイクや皮脂を綺麗サッパリ落としてくれます。
しかし、その一方で皮脂膜も破壊してしまい、肌を大いに傷めることになるのです。

そんな合成界面活性剤が一切含まれていないのが、ホホバオイルです。
なぜこのオイルがオススメかというと、それでもメイクを綺麗に落とせるオイルだからです。
天然の原料でここまで効果が高い物はなかなかなく、クレンジングオイルの代用品というには、あまりにも失礼な商品です。
ノンケミカルを謳う上では、欠かせない物のひとつでしょう。

ノンケミカルのスキンケアを実践

ある程度、ノンケミカルの特徴を把握したら、次はいよいよ実践です。
ノンケミカル商品はいくつか種類がありますが、その中でも特に利用頻度が多い「スキンケア」に関して、実際にどのようなものを使うのか、どんな方法でメイクやケアをしていくのかを見て行きましょう。

その前にまず、ノンケミカルの前提をいくつか紹介しておきましょう。
ノンケミカル商品を使用したスキンケアを実践する場合、その効果は必ずしもすぐに発揮されるわけではありません。
化学合成物質を使用しないということは、自然の原料でスキンケアを行うということです。
ある意味、ケミカルはドーピングのようなもので、肌の将来と引き換えに、今すぐに効果を発揮する商品ですが、ノンケミカルはその部分をスポイルした商品です。
よって、即効性の高いスキンケア効果はないと考えてください。
長期的な健康の保持、肌の持続力という点を重視したものなので、その効果は少し待たないと発揮されないのです。
一般的には、半年は見ておくのがおおよその目安となっています。

この半年という数字は、「ノンケミカル商品の効果が半年後にしか現れない」という意味ではありません。
短期的に発揮される効果もあります。
ただ、ケミカル商品と比較し、明確な違いが現れはじめる目安が半年以降ということなのです。
なぜ半年後にそれがわかるのかというと、この頃に元々体内に蓄積されていた化学合成物質がターンオーバーを経て抜け落ちてしまうためです。
そうなると、メイクをしていない時の肌の色や質感が明らかに変わってきていることが実感できるのです。

ノンケミカルシャンプーのメリット

頭髪、頭皮といった点のケアにおいて、シャンプーは最も大きな影響を与える商品です。
髪の毛というものは、女性はもちろん、男性にとっても重要なポイントです。
髪からツヤやハリがなくなれば、外見から感じ取られる印象は大きく変動します。
より華やかに、より美しく…と思うのであれば、無視できないポイントです。

ケミカルのシャンプーは、汚れを落とすという点においては、非常に優秀です。
油脂を綺麗に洗い落としてくれるでしょう。
ですが、それには「副作用」というと大げさかもしれませんが、少なからず問題点があります。
10代?20代の間に使っている分には、問題は見えてこないでしょう。
ですが、30代、40代となってくると、徐々に「シャンプーをしてしばらくはツヤがあるけど、時間が経つと徐々にそれが消えていく」という状態になってしまいます。
これは、長年溜め込んだ化学物質によって、髪の毛が弱くなっている証拠です。
そうなると、単純に髪の毛の質の問題に留まらず、頭皮も弱り、抜け毛、薄毛の原因にもつながります。

ノンケミカルのシャンプーは、そういった将来への心配がありません。
そして、近年の技術の発達によって、髪質への瞬間的な効果もかなりアップしてきています。
実際、ノンケミカルのシャンプーを使用してみると、思ったより髪にツヤができて、コシのある仕上がりになった…というケースはいっぱいあります。
保湿性もかなり上がってきており、ケミカルのシャンプーと効果の面でもそれほど差はなくなりました。
技術の発達もあり、現在のノンケミカルはデメリットが少ない商品になってきているのです。

ノンケミカル化粧品のメリット

たくさんの種類があるノンケミカル商品の中でも、最も多いのは、やはり化粧品でしょう。
化粧品とひと言で言っても、化粧水などの基礎化粧品から、ファンデーションなどのメイクアップ用品まで、実に様々な種類が存在しています。
それらを全てノンケミカルに切り替えるとなると、それなりに覚悟が必要でしょう。
実際、使用感は大きく変わります。
効果も、場合によっては薄れてしまうかもしれません。
ですが、それを補ってあまりあるメリットが存在するのです。

ノンケミカル商品の化粧品は、全般的に長時間キープできるという長所があります。
これは、効果を強くすることを念頭に置いたケミカル商品と大きく異なる点です。
ナチュラル成分は、瞬間的な効果はそれほど大きくないものの、持続力では勝ります。
そのため、9時から17時まで出勤という人が、化粧直しを一切しなくても済む、という商品も多数もあるのです。

もちろん、健康面では非常に多くの利点が存在します。
何より大きいのは、毛穴に対する違いでしょう。
化学合成物質は、蓄積すると毛穴を汚し、たるみによって広がった所にシミ等を作ります。
これは、女性にとって致命的ともいえる状態です。
一方、ノンケミカル商品を使用していくと、健康が維持されるので毛穴も狭まり、当然そこに余分な物質は溜まりません。

また、肌の色も変わってきます。
それまで使用していたケミカル商品を断つと、化学合成物質が抜け落ちていき、徐々に肌の色のトーンがアップして自然な色合いになっていきます。

ノンケミカル日焼け止めのメリット

様々な種類のあるノンケミカル商品ですが、その中でも特に近年、ノンケミカル商品を求める声が多くなっているのが日焼け止めです。
日焼け止めは、一年中使用する物ではありませんが、紫外線から肌を守るという性質上、常に強い効果が求められます。
年々暑さが増す状況、そして何より効果がはっきりと目に見えることから、どうしても「強い効果のある原料」を使用せざるを得なかったのが、これまでの日焼け止め商品の実状でした。

しかし、近年において、その点が問題視されてきています。
効果が強すぎるということは、その分肌に負担がかかるのでは…、という見方が一般人の間でも広まっているのです。
実際、より強くなっていく紫外線をカットしていくとなると、今後さらにその傾向はエスカレートしてしまうでしょう。
どこかで歯止めをかけたいと思う人が多くいるのは、自然なことです。

日焼け止めの場合、ケミカル商品は「紫外線吸収剤」、ノンケミカルの場合は「紫外線攪乱剤」と呼ばれています。
つまり、ノンケミカルの場合は紫外線を攪乱、分散させるということになります。
吸収して防ぐケミカルの商品が効果で上回っているのは明らかで、それを示す「SPF」という値も、ケミカルの方が高い傾向にあります。

その一方で、その強い効果から肌に与える刺激も強く、肌の弱い人や子供に使用する場合は、どうしても抵抗があります。
しかし、ノンケミカルの日焼け止めの場合は、その心配が一切いりません。
海水浴に家族で出かける際、子供に安心して使用できるのは大きなメリットといえるでしょう。

ケミカルとノンケミカルの比較

コスメ商品は近年、ケミカルとノンケミカルの双方が入り混じった状態で市場に並んでいます。
これは、双方に良さがあり、消費者の好みに合わせて選んでもらうだけの価値がある、ということを意味します。
そのため、ケミカル商品に関しても、なくなるということはないでしょう。
ただ、ノンケミカルの方に移行する人が増えていくことは間違いないと思われます。

ケミカルとノンケミカルのコスメ商品を比較した場合、その使用感にはかなりの違いがあります。
ケミカル商品は、基本的に使用感においても化学合成物質を使用しているケースが多く、肌への浸透、伸び、滑らかさといった部分も、化学合成物質で補っているのです。
それによって、使いやすくはなっています。
ただ、その使いやすさを付加するために、健康面で不安のある原料を使うことは必ずしも得策とはいえず、この点がケミカルのデメリットといえるのかもしれません。

一方、ノンケミカルの場合は、そういった物が入っていないので、使用感という点では幅が少なく、商品によっては使い辛いと思うこともあるかもしれません。
ただ、それは慣れでどうにでも解決できる問題です。
リキッド感が強すぎる、滑らかさがない等と最初は思っても、徐々に馴染んできます。
使い辛いとしても、それは最初だけということです。

価格面においても、ノンケミカル商品はイメージほど高くはありません。
一方、ケミカルは安価な物から高価な物まで非常に価格の幅が広く、ノンケミカル商品よりはるかに高い商品も多数販売されています。
よって、一概にどちらが低コストで購入できるかということはいえません。

ノンケミカルの特徴

ケミカルのコスメが限界を迎えつつある年齢に差しかかる前に、ノンケミカルに関する知識は蓄えておきたいところです。
そこでまずおさえておきたいのが、特徴です。
ノンケミカルであることが、各商品にどのような特徴をもたらしているのでしょう。

まず、最大の特徴は当然ながら「化学合成物質を使用していない」ということになります。
ただ、全く使用していないとは限りません。
「ノンケミカル」という言葉は、広義的に捉えると「ケミカルを極力なくす」という意味で使用されることもあるからです。
そのため、ノンケミカルを謳っていても化学合成物質ゼロとは限らないので、その点は注意しましょう。

化学合成物質を使用しないことで生まれる特徴としては、「安易な商品が減る」という点が大きいでしょう。
効果の大きい化学合成物質を使うことで、それに頼りきってしまっている商品が多数あり、効果があり、安価なコスメ商品ではあるものの、安全面では必ずしも良質とはいえない、という物が多々ありました。
しかし、化学合成物質を使用しないとなると、しっかりとした原料を使用しないと、既存の商品と同等の効果は出ません。
そのため、製造過程において、全く手抜きがなくなるということにつながるのです。
ただし、コスト面における負担はどうしてもかかってしまいます。

健康面、コスト面以外の特徴としては、「使用に躊躇がいらない」というメンタル面でのメリットが挙げられます。
体によくない原料が入っていない商品であれば、10年後、20年後の心配をする必要はありません。
そのため、しっかりとした化粧や日焼け止めなどが可能です。

ケミカルの臨界点

人間、上昇している時には、なかなか周囲がしっかりと見られなくなるものです。
健康面でも大きな問題を抱えず、そして肌のハリやツヤが最盛期を迎えている20代では、健康面への影響をあまり深く考えずにスキンケア商品をセレクトしている人が多いのではないでしょうか。
とにかく綺麗に見せたい。
なら、効果の高い、評判の良い商品を使いたい。
そういう思考回路になってしまうのは、上昇の時期においては致し方ないことでしょう。

ただ、上昇が終わったその時、突然不安が押し寄せてきます。
「お肌の曲がり角」と言われる30代が、多くの人にとってそのタイミングでしょう。
人間の肌は、加齢と共に劣化していきますが、その分岐点が30代と言われています。
それを実感した時、多くの人は「もっと効果の強い化粧品を使わないと」と思ってしまうでしょう。
ある意味、ここがケミカルの臨界点といえます。

このポイントにおいて、肌の衰えを実感し、健康面に気が回れば、化学物質を敬遠するノンケミカルという発想が生まれるでしょう。
ですが、取り繕うことを前提にしていると、どうしてもケミカル依存に走ってしまいます。
そうならないためには、それより前の10?20代の段階で、ノンケミカルというものを意識しておくことが重要です。
人間の健康は、永遠ではありません。
まして、肌というものは常に外気に晒されている部分であり、脆く、弱い所です。
本当の意味で肌の「ケア」を行うのであれば、よりよく見せるというだけではなく、より健康に、より長く元々の機能を維持することが大切なのです。

ケミカル依存症

肌を破壊してしまう成分が含まれている化学合成物質ですが、それはあくまでもミクロなものです。
そのため、通常量を使用する場合、そこまで大きなリスクがあるということは、あまりありません。
ただ、「あまりない」というだけで、絶対にないとは言い切れない面もあります。
人間の体は全員が同じものではなく、人によっては化学的な添加物に含まれるリスクに過剰な反応を示すこともあるからです。
科学者が提起するリスクは、あくまでも万人に向けてのものであり、個人レベルで見ると、ちょっとした量で大きな被害を受ける人もいます。
そういうリスクがあるからこそ、ノンケミカルが提唱されているのです。

ケミカルの問題点は、他にもあります。
いわゆる「ケミカル依存症」に陥ることです。

ケミカルのスキンケア商品を使っていると、外見は綺麗になりますが、その実、肌機能は徐々に低下していきます。
そうなると、スキンケア商品を使用していない時には、以前より見た目が悪くなってしまう可能性が高いですよね。
そうなると、それを隠すために、より一層多くの、効果の強いスキンケア商品を使用してしまうことになります。
当然、そうなれば、より肌の機能が破壊されていきます。
このサイクルが、ケミカル依存症です。

このサイクルに陥ってしまうと、もうスキンケア商品なしで外出することも、人に会うこともできないという状態になってしまいます。
それを防ぐには、早い段階でノンケミカルに切り替え、身体の健康を守る必要があるのです。

ケミカルの問題点

なぜ、過剰なケミカルに問題があるのか。
ノンケミカルが推奨されているのか。
それを知るには、化学合成物質の持つリスクについて学ぶ必要があるでしょう。

化学合成物質とひと言でいっても、そこにはおびただしい数の物質が存在しています。
そのほとんどは、日常であまり聞き馴染みのないようなカタカナの羅列ばかり。
それらの成分をひとつひとつ調べ、その効果や問題を検証することは、あまり建設的とはいえません。
そのため、多くの化学合成物質が持つ共通のリスクに関して、頭の中に入れておきましょう。

化学合成物質は、スキンケアにおいて非常に役立つ物質です。
外見を彩る上で、肌に潤いを与えたり、バリアの役割を果たしてくれたりと、様々な恩恵を持っています。
ですが、その一方で、健康を害する可能性を持った成分も少なからず有しています。
中には、発がん性の物質も存在しているのです。

そこまで大きな健康被害を受ける可能性は高くはありませんが、もっと身近な問題もあります。
それは、小さな破壊です。
ケミカルのスキンケア商品を使用すると、肌は潤って見えます。
ですが、実際には逆で、肌自体はむしろ乾燥しているのです。

たとえば、「合成界面活性剤」という、スキンケア商品には必ず含まれている成分ですが、これには「水と油を混ぜる」という特性があります。
そのため、油脂を水に溶かし、落とすことで、肌を綺麗にするという効果が得られます。
油脂分が減って、肌が潤っているようにも見えます。
ですが、合成界面活性剤には、たんぱく質を破壊するというリスクもあります。
結果として皮脂膜を破壊し、その役割である保湿を自ら放棄してしまうことにつながるのです。
ノンケミカルは、こういった点に疑問を投げかける考え方、商品なのです。

ケミカルからノンケミカルへ

化学合成物質は、化粧品や日焼け止め等のコスメ商品には必須の成分でした。
これらを使用することで、その商品の持つ役割、高価というものを発揮し、それを安価で提供できるといっても過言ではありません。
ただ、イメージとして、これらの添加物は「体に悪い」という認識が多くの人にあるのではないでしょうか。
実際、食品添加物なども、そういった理由で敬遠する人はかなり多くいます。

まず、そういった点に関しての「誤解」を解いておきましょう。
化学合成物質、すなわちケミカル自体が「悪」かというと、そういうことはありません。
これらの存在なくして、現在のあらゆるコスメ商品は存在しなかったといえるでしょう。
かつて、化粧品と呼ばれるものがない時代は、人間は自然にある物で美を追求してきました。
油を使い、香草を使い…様々なアイディアや試行錯誤を繰り返し、その効果を試していました。
しかし、それらはあくまでもお金のある人の発想で、一般人には到底マネのできないことです。
化粧品が一般人の間に浸透したのは、安価で製造できることが前提であり、ケミカルの利はそこにあります。

とはいえ、近年はこのケミカルに頼りすぎている傾向が強くなっていました。
化粧品、日焼け止めの本来の役割以外の部分に効果を求めすぎ、結果としてケミカル色が強くなってしまったのです。
そこで新たに生まれた発想が、ノンケミカル。
ケミカル依存からの脱却です。
よって、ノンケミカルを知るためには、まずケミカルについて学んでいくことが重要なのです。

時代はノンケミカル

化粧品、日焼け止め等のコスメ商品は、ここ20?30年で劇的な進化を遂げてきました。
その過程において、重要視されてきたのは「効果」です。
いかに効果の高い商品を提供するかということに、各メーカーは尽力してきました。
日焼け止めであれば、いかにUVをカットできるか。
化粧水であれば、いかに綺麗に下地を作り、化粧のノリをよくするか。
それぞれの商品における役割を追求した結果、様々な製法や技術が生まれ、そして進化を遂げてきたのです。

その一方で、その過程において、「付加価値」を追求する商品も生まれてきました。
本来の目的以上のものを商品に付加するというものです。
日焼け止めでいえば、日焼けしないための効果だけではなく、肌に浸透しやすい、ひんやりとした心地よい感触など、より商品価値を高めるという目的で強化された物も多数あります。
もちろん、それは決して悪いことではありません。
付加価値は、サービスにおける基本でもあります。
ただ、そのメリットばかりがクローズアップされ、それによるデメリットが無視されている状況が、長らく続いてきました。
そのデメリットとは、化学合成物質の濫造、濫用です。

何かしらの効果を商品に付随する場合、当然その効果を引き出すための成分が必要です。
そこに、自然の成分を使用すれば、かなりコストがかさみます。
結果として、コストがかからず、効果も大きい化学合成物質が使用されることになるのですが、それによる弊害も出てくるのです。

こういった流れに歯止めを利かせる動きが、近年見られるようになってきました。
脱ケミカル、ノンケミカルです。
ノンケミカルというのは、化学合成物質、添加物といったものを取り除いた商品、あるいはそれらを使用することそのものを指す言葉です。

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